コトワ農園 ゲイシャ ウォッシュト

Panama
パナマ

COFFEE HUNTERS STORY

「ゲイシャナチュラル」はコーヒーチェリーの果肉を取り除かずに乾燥させる精選方法で仕上げたのに対し、「ゲイシャウォッシュト」は、収穫後に果肉を取り除き、水洗いしてから天日乾燥させる昔ながらの精選方法 “ウォッシュト(水洗式)” で仕上げました。農園の特級畑リオクリスタルは、標高 1,900m という高地のため昼夜の気温差が大きく、ゆっくりと熟し、高密度のコーヒーが育ちます。その実は熟練の摘み手により一粒一粒収穫され、果肉を取ってから農園内の澄んだ湧き水で水洗いし、100% 天日乾燥で精選されます。

その後、サイズ選別、比重選別、色差選別、ハンドソーティング(手選別)を経て厳選され、鮮度を落とさないよう空輸で日本に運ばれます。このように「ゲイシャウォッシュト」の誕生には全工程で多くの時間と手間がかけられ、品質を落とさぬよう細心の注意をもって扱われます。

味、香りの特徴

【風味の傾向】フローラルな香りと爽やかなフルーツの風味。透明感のある酸味と滑らかな余韻は、まるで熟成させた白ワインのよう。

2021

溢れんばかりの瑞々しさと透明度、軽やかでありながら繰り返し寄せては返すペールトーンの甘みとゲイシャ種特有のフレーバーが、旨みにも似た余韻と厚みを形成している。一面に広がる柑橘系の酸には海に映る水影のような煌めきが常にたゆたい、美しく柔和な刺激が心地よく続く。

2020

ゲイシャ種の最大の特徴であるレモンの香りを軸に、マドレーヌのようなしっとりとした甘さ、乳化したかのようなトロミと飲み応え。絢爛豪華 という言葉があてはまるほどのフレーバーと酸、磨き上げられた日本酒にすら通ずる透明感。隙のない芸術的な洗練美。際立つ個性と 温雅が並び立つ傑作。

2019

新芽のたなびく草原に力強く根付く柑橘の香りをふんだんにまとい、輪郭のはっきりとした直線的な酸味が、スパークリングワインのように 口腔に広がる。ボディには高い透明感があり、軽やかで滑らか。ジャスミンやレモングラス、パインなどが様々な顔を覗かせるせる心地 よい複雑さが全体をまとめる。

2018

レモングラス、ローズマリーの爽やかなトップノート、蜂蜜の甘い風味、きのこ類の出汁のような旨味。3 つのトーンが織りなす ハーモニーはまるで弦楽三重奏を連想させる。

2017

ジャスミン、沈丁花、レモングラスの香り。徐々にパッションフルーツ、洋ナシの風味が表れる。繊細で澄んだ酸で余韻が長く続く。

2016

ほのかな香ばしさと共に、フローラルな香りと青りんごのようなさわやかな風味が広がる。甘く長い余韻と気品ある味わい。

2015

フローラルな香りと爽やかなフルーツの風味。透明感のある酸味と滑らかな余韻は、まるで熟成させた白ワインのよう。